広辞苑

林先生の初耳学を見て、辞書を読む楽しさには共感した。ただ、僕はテキトーにページを開き、そのまま飽きるまで読むのに対して林先生は通読するという。ということで最後までいけるか分からないけれど、今回は僕も最初から読んでいこうと思う。
今回読んでいくのは広辞苑第七版(誕生日プレゼントとして発売日に買ってもらったので、手元にある)。読んでいて気づいたことをブログに載せていく。

では早速。

あ【啞】言語を発声できないこと。
とあるが、少し読み進めると
ああ【啞啞】烏などの鳴き声。
とある。

同じ漢字を使っている(漢字の読み方も同じである)のに意味が逆(?)になっているのは面白いと思い、この漢字について知りたくなってきた。
そこで新漢語林(第ニ版)で「啞」の字義を見てみると①発声機能の障害などによって話すことができないこと。また、その人。②→啞啞❶。③ああ。驚いてあげる声。④笑い声の形容。

ここで気になったのは①と③の意味だ。同じ漢字で読みも異ならないのに、逆の意味を持っているのだ!!(④の意味のときは「アク」と読む)。
しかし、韻目を見たら読みが少しずつ違うことが分かった。
ちなみに、新漢語林によると【啞啞】には②幼児のしゃべるかたこと。だったり、「アクアク」と読んで「笑い声」の意味があったりするみたいだ。
【啞然】にも①アゼン:驚きあきれて口もきけないさま。②アクゼン:大声で笑うさま。
のように、漢字は一緒だが読みが異なることで意味もかなり異なる用法があるみたいだ。

さて、ブログを更新しながらだと広辞苑を読み進めていくのにかなり時間がかかりそうだから、これからは気になったことをメモしておいて、それをまとめてブログに載せるようにしようと思う。

では、今回はさようなら。